「あれ〜志保何処にいたの?」
「わかんなかったから先来ちゃった」



―――――――――――――嘘吐き




私、ずっと教室にいたのに――…



「あはは、ごめんね。気にしなくで」

そういって適当に笑う



いつものこと



チャイムが鳴りだすと殆どの生徒が席に着き出す


私もその中のひとり


決して目立たない存在