女物の靴が歩来のものだと
感じたか?

まっすぐ居間へ入ったようだった。

  きっと複雑なんだろう

俺は、さいこーにいい気分だった。


階段を音をたてて上がり
部屋のドアを開けた。


俺の服をダボダボに着て
ベットに腰掛ける歩来が愛しかった。


暖かそうな歩来を抱きしめる。
柔らかい暖かさが広がった。


クリスマスのプレゼントを歩来に
つけてあげた。

ネックレスは小さなダイヤが入っていた。
バイトで残業して
やっと買えた。


キレイなうなじにキスをした。
抱きたくて
うずうずしていた。
素良に現実を叩きつけたかった。



歩来は申し訳なさげに
「ありがとう」と言った。


真っ白な肌に思ったとおり良く似合った。