明日の事を考えると、正直落ち着かないし


何よりも怖かった…



この小さな命を絶つ事により…私は



全てを失うような気がして…





不安な波に、さらわれそうだった…




「入るわよ?」


珍しく、母が私の部屋へやってきた。


まともに話すのは何日ぶりなんだろう。


母は、ゆっくりと私の隣に腰をかけて静かに私を見つめながら、髪にそっと手を伸ばし掬い上げる。







久しぶりに触れる母の温もりは、とても気持ち良くて…




そんな時程、私はまだまだ、子供なんだって…



思っていたんだ。