「プルルル……」 目覚ましが 鳴った。





-------30分後-------





「やっばー!! 遅刻ぢゃあん」





走って家を 出た。





学校に 着いたらもう 03人が 立っていた。






「ごめーん。 寝坊した。」  ハアハアハア……






「しょうがねーなあ、お前の事だから しょうがねえか」






と 誠が あきれ顔で 言った。





吉岡君と みやびが 楽しそうに笑っていた。





私が うらやましそうに、02人を 見ていたら





誠が 「お前、今日は おもっきり 楽しめよ。





そんな顔しないで。」





と 私にほほえんで 言ってくれた。




いつも、誠は私に いじわるしてくるケド 誰よりも





         優しい。






「あーぁ、 もうお前のせいで 次の電車に なったし」






と ふくれっつらで 誠は 言った。






「やっぱり、こいつ いじわるなだけだ」





と 私は 小さくつぶやいた。






電車が 来たみたいだ。