「やっぱり、泉ちゃんには 負けたくない。
こんなに 誠の事が 好き…。
この恋は、絶対に あきらめない。
私は そう誓った。
でも、その恋は、自分で
頑張るしかないから。
人に頼るわけには いかないから…。
…誠との約束も守らなきゃ。」
私が、一番大切にしている物。
それは、小学3年生の時
誠が、私にくれた
「ハートのかいがら」だ。
誠、覚えててくれたかな。
忘れちゃってるかな。
誠には、うそを つきたくない。
これに しよう。
こんなに、1人の人の事を、
想って 想って 想い続けた事、
あまりなかった…。
誠と 出会う前までは…。
そして、いつもより早く学校に 来て、
誠を待った、
私は、渡そうと思って、
誠に近づいた。