『また由希はひなたぼっこしてんの?』
『あっ、仁くん。ちょっと肌寒いけど今が1番ひなたぼっこには最適な季節なんだよー。』
『ふ〜ん。』
と言ってあたしの隣に
座る仁くん。
あたしの日課ひなたぼっこ。
仁くんは時々あたしの部屋のベランダ
に来て一緒にひなたぼっこをする。
『由希はひなたぼっこが好きとか子供だな。』
『なっ!?2つしか歳変わんないじゃん。』
『2つもだろ。』
『でもそう言う仁くんも一緒にひなたぼっこしてるじゃん。』
『俺はいーの。』
『何だそれ。』
たわいもない会話。
でもあたしにとっては
世界一幸せな時間。
見上げる先は大好きな空と太陽
隣には大好きな仁くん。
『ねぇ、仁くん。』
『ん?』
『この空ってどこまで広がってるのかなあ?』
『どこまでもだろ。』
『じゃぁ、いつまでこうやって仁くんとひなたぼっこしてられるかなあ?』
『いつまでもだろ。』
(それってプロポーズ?)(まだ早えよ。)(えぇ〜…)(でもそのうちな。)(うんっ!!)
END