何時ものように、仕事をしていると
グラウンドの方から、 ゴスっ!!

と、音が聞こえた。

鈍い音だが、とても大きな・・・


「・・・?」


ものすごい音なので、振り返った。


「金ダセ!!」

「はやく!!!」


「いやぁ~~!!!だれか!!!助けてくださ・・・っんぐ!?」


フェンスのところで、不良に絡まれる
一人の女の子がいた。


急いで考えるまもなくそいつらに近寄る。


「やめなさいよ。」


と、不良の手を持ち上げた。


「誰だテメェ?」


「何だ・・・ただの女じゃないか。」


「いや・・・まてよ、こいつっ!!!」


「女王!!!おい!!にげるぞ!!!!」


ばびゅ~ンと、先ほどのように早足で逃げていった。


「口ほどにもないな・・・・。」


と、呟く。


「さて、きみはだいじょうぶ?」


「あ・・・はい!!!」


地面に転がっていた、女の子に手を出す。