「悪いな。そろそろ時間だ。送ってやるから、お前も車に乗れ」
「…ううん。いい」
「は?今何時だと思ってやがる。お前に何かあったら、俺の責任になるだろが」
責任…。
そうだった…。
私…妊娠してるんだった…。
オーナーと同じ様に…
これからどうするのか考える責任が…
私にもある…。
「大丈夫だから。店の人と一緒に乗りたくないし…。だからタクシーで帰る」
何かを言おうとするオーナーを
私は知らない顔をして振り切り
タクシーを止めて
そそくさと乗った…。
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