しばらくして
芹香ちゃんと蓮君と陽君が来てくれた。


「どうぞ。上がって上がって」

「お邪魔します。すごい所に住んでるんだね」


辺りを見回しながらリビングへと入る芹香ちゃん。


「オーナーが決めたからね。私はもっと、せまい方がよかったんだけど」

「それわかる。一人の時寂しいもんね」


蓮君と陽君は持って来たおもちゃを広げて
電気カーペットの上で遊んでる。


「コーヒー入れるから適当に座っててね」

「ありがとう」


私はキッチンに入ると
二人分のコーヒーを用意する。