「パパとママは仲良しだからな」
「仲良しなら、チューするの?」
「そうだ。冬也も春菜もママにチューされるだろ?同じだよ」
楽しそうに話してる三人。
今、私達は四人家族なの。
もうすぐ六歳になる冬也に
三歳になったばかりの春菜。
そして……。
「里菜もおいで」
冬真が私を手招きする。
相変わらずクールだけど
いつも子供達と同じ様に
私の事も抱きしめてくれる。
「ママ〜!!早く早く〜」
「あ、うん。………っ……あれ……」
今、三人の傍へ行こうとしたら
お腹に違和感を感じた。
そうなの。
私のお腹には三人目がいるの。