「里菜。いい加減名前で呼べ。名前で呼んだら、指輪を嵌めてやる」 「な、何それ。そんなの無理だよ////」 「じゃあ、これは没収だな」 指輪を箱へと直そうとするオーナー。 それだけは困るよ。 早く嵌めて欲しいのに。 「あっ、わ、わかったから。呼ぶから、直さないで」 「…よろしい」 ニヤニヤと私を見るオーナー。 何か…。 オーナーが意地悪なのは …気のせい?