「追いかける事もできねぇ…」




早く追いかけて、キミが好きだと告げればいいのに。



この流れる涙がそうさせない。





キミの、長くて綺麗な髪が大好きだった

キミの甘酸っぱい香りが、大好きだった

「まー君」と照れて呼ぶ顔が大好きだった





だけど俺が、どんなに頑張ったって…キミは本当の笑顔を見せてくれなかったんだ。



そして、今日その理由がわかった。



「もぅ、飽き飽きなの。」