知らなくてもいい
胸の奥でそっと想っている
強がりでもなんでもなく
ただ勇気と資格がないだけなんだ

その笑顔を見た瞬間
胸の中に優しさが溢れてきた
でもその裏側で
切なさが胸を締め付けていた

今日も通り過ぎる
また僕は何も出来ないでいる
ドアが閉まる前に駆け降りたなら
何か少しは変わっていくだろうか

君の名を
胸を張って呼べる日は
いつになるのかな
きっと今のままじゃ掠れてしまい
君には届かないだろう

君と僕
「何処かで
繋がっていたらいいなぁ」
そんなちっちゃな希望だけが
今の僕の力なんだ


幾つもの優しさを無駄にして
走ってきた
一体僕は何を手にしたんだ
きっと何も残ってはいないだろう

後悔して落ち込んで
いつも後になって気付く
そんな事 繰り返して
僕は大きくなれているのかなぁ

君の声
聞きたいけれど
僕は探しはしないだろう
でも本当は聞いていたい
そして優しい毎日を
僕がプレゼントしたい

君と僕
「これから
繋がっていけたらいいなぁ」
そんな儚い願いを この歌に込めて
君に届けたい