「…やめようかな。」


そうつぶやいた私。

その瞬間、

キミがいってくれたね。

「おまえがやめる必要ねーよ。」

てっきり

教室には私一人しかいないと

思っていたから

心底驚いた。

振り向いた私にキミが

「おまえ
先輩に嫌われてんだって?
要領わりぃな!

嫌な先輩なんて

先輩だなんて思わなきゃいーんだよ!

自分のが年上だって

思いこめば。

年上だから大人の余裕で
挨拶すればいーじゃん

おまえホントはいいヤツなのにさ。」



そう

いってくれたね。

キミの言葉は

私に行動力と

恋心を教えてくれたよ。