「……颯」
「何?尚人」
「これ、なんで2x?」
「んーとね……」
俺、松前尚人は同級生で親友の、赤桐颯の特別授業を受けている。
放課後の教室は、皆が部活に行ってしまい、誰もいない。
俺と颯は部活には所属していないので、放課後はよく2人でいる。
今日は、数学の宿題を颯に教えてもらっている。
「おっしゃ!宿題終了ー!颯サンキューな」
「どういたしまして。お礼に明日購買で何か奢って?」
颯はちゃっかりしている。
まあ、今日は颯に無理を言って遅くまで居残らせたしな。
「しゃーねーな。この尚人様が奢ってやろう」
絶対な!と言って颯は鞄を持ち、廊下に出た。
俺もその後を追った。
パチリと教室の電気を消すと、闇に包まれた。
先を行く颯に追いつくため、小走りで廊下を進む。
明日から12月に入るからなのか、外はいつにもまして暗くなっていた。
「何?尚人」
「これ、なんで2x?」
「んーとね……」
俺、松前尚人は同級生で親友の、赤桐颯の特別授業を受けている。
放課後の教室は、皆が部活に行ってしまい、誰もいない。
俺と颯は部活には所属していないので、放課後はよく2人でいる。
今日は、数学の宿題を颯に教えてもらっている。
「おっしゃ!宿題終了ー!颯サンキューな」
「どういたしまして。お礼に明日購買で何か奢って?」
颯はちゃっかりしている。
まあ、今日は颯に無理を言って遅くまで居残らせたしな。
「しゃーねーな。この尚人様が奢ってやろう」
絶対な!と言って颯は鞄を持ち、廊下に出た。
俺もその後を追った。
パチリと教室の電気を消すと、闇に包まれた。
先を行く颯に追いつくため、小走りで廊下を進む。
明日から12月に入るからなのか、外はいつにもまして暗くなっていた。