「ただいま」
「おかえり、ご飯できてるけどすぐ食べる?」
玄関で靴を脱いでいると、母さんが台所から聞いてきた。
俺は、すぐ行くと答え、部屋に行った。
その後ろを、愛犬コタローがついてきた。
コタローは捨て犬で、俺が中学生の頃に家に連れてきてからは、俺が唯一信頼出来る家族になった。
部屋でカバンの中から、今日出された宿題を取り出し机に置いた。
小学生の頃、よく宿題を忘れた俺に、担任の先生に言われてから、続けている行為だ。
「クーン」
足元でコタローがうろついている。
よしよし、と頭をなぜると気持ちよさそうに目を細め、俺の手を舐めた。
「おかえり、ご飯できてるけどすぐ食べる?」
玄関で靴を脱いでいると、母さんが台所から聞いてきた。
俺は、すぐ行くと答え、部屋に行った。
その後ろを、愛犬コタローがついてきた。
コタローは捨て犬で、俺が中学生の頃に家に連れてきてからは、俺が唯一信頼出来る家族になった。
部屋でカバンの中から、今日出された宿題を取り出し机に置いた。
小学生の頃、よく宿題を忘れた俺に、担任の先生に言われてから、続けている行為だ。
「クーン」
足元でコタローがうろついている。
よしよし、と頭をなぜると気持ちよさそうに目を細め、俺の手を舐めた。