『な、何?いきなり』

「いきなりって。俺ら付き合ってんだよ?こんぐらい当たり前だろ。」

『ん。ふんっ///』

夏輝の印象は最初より全然マシになっていた。

むしろ…助けてくれたし。


結局その日は、送って貰うことにした。

『私、おばぁちゃん家に住んでんだー。』

「ふーん。親は?」

『アメリカ。』

「何で美依は、ついて行かなかったの?」

『英語出来ないし(笑)』

「そっか。美依が馬鹿でよかった(笑)」

『なんでよー。』

「だって…頭良かったら…俺ら会えなかったじゃん!?」

『何言ってんのよ。』

「ってかさぁ…桜ノ宮って苗字セレブっぽいよな。」

『うん。苗字だけね。私ん家は、ごく普通だから。だけどおばぁちゃん家は…着いたよ。』

「でかぁー!何がごく普通だよ!めっちゃデカイじゃん!!!」

『だからおばぁちゃん家は、凄い豪邸なの…。』