「えー何?俺の話?」

「違うよー。美依の好きなタイプの話!」

黒ぶちかけてて髪の毛が黒でチャラくない人だってー

お前と真逆じゃん(笑)

よし!俺は、美依の理想の男になる!

馬鹿馬鹿しい…。

私は、翔子の隣に移動した。

『翔子は、好きな人いないの?』

「好きな人ー?いないなー。ってか恋してないなぁ」

『私も。ドキドキしたーい!!!』

「俺がドキドキさせてやろーか?」

はぁ…。

『結構です。』

いつの間にか私の前に座っていた佐藤夏輝に丁寧に断る。