憂鬱な学校が始まった ずっと日曜日がいいな なんて
     学校はなんか縛られてる感じするし
       それに
    恋なんかしてないから。
ノリで付き合ったあたしには分かる
     恋すればするほどボロボロになっていく
 だからあたしは恋なんてしない
   てか軽い気持ちで付き合いたくないって思ったんだよね
 そんな事を思いぼっーと窓の外を見ていると
「美来ー大丈夫かあ?おはよー♪昨日はなんか色々大変だったよねー」
   朝から里佳の甘ったるい声を聞く。

「だよねー最高焦ったし!」
  焦ったの領域を超えていたけど。ましてやリカ全然大変じゃなかったし!

「でもさあー昨日来た人たち不良みたいだったよね?」

 あたしの頭の中 不良と言えば安藤涼太。
全校生徒の不良中の不良。
 色々手のかかる問題児だった。らしい
不良だから生徒の中でも ましてや先生の中でも涼太の顔は謎に包まれたままだった。

「まっまさかーだってめっちゃ清楚だったし!んなわけないじゃんー」
「だよねーあんな清楚の涼太とか爆笑だよね♪顔見たことないけどお」

 てな感じで不良=清楚
 というイメージはまず頭には浮かばないだろう
不良と言えば
 チャラ男 たらし
とかそういうイメージばっか。

「そうだったら面白いよねーあーまたね♪彼氏が呼んでるの♪」
「里佳さんは彼氏とラブラブでいいですねーもうすぐクリスマスですもんねー」

 「まあーねん美来も頑張んなよん♪」
2人で話してるとチャイムが鳴った。
キーコーンカーンコーン

授業は始めるためにあいさつをしようとすると

バン!

クラスのドアが開いた。
  入ってきたのはそう
 恐れる不良くん。どうなってるのー?
最近頭パニくってるんですけど!

「なんだ!自分の教室も戻りなさい」
  担任が言う
そして不良が一言。
「昨日カラオケであった奴こんなかにいるなら来い!」

  ぇ?もしかしてそれって里佳とあたしの事?
弥生はあたしとクラスが違う。 もう捕まっちゃったかなー(捕まったとは勝手な妄想)
 里佳と目が合った。あっちはあたし達の顔を知っていそうな気がして席を離れようとした。これから何が起きるのだろう・・。