「ただいまー・・・・っても誰も居ないけど。」



私一人しか居ない、薄暗い部屋に居ると、つい悠のことが恋しくなってしまう。



「・・・・・っ」



急な寂しさに襲われ、私は電気のボタンを、軽く殴るような勢いで叩いた。


しかし、狙いが少し外れ、結局付かなかった。


もういいや・・・と、溜め息をついた。





「・・・あーあ・・・・・。」




もう寝てしまおう、と、私はベッドに寝転んだ。