バシャッ!!
〔〔〔!!?〕〕〕
「!?・・・・ゆ・・・う・・・・?」
『・・・っ・・・・大丈夫・・・・?』
李恵の代わりに水を被ったのは、悠だった。
「・・・・いや、それはこっちのセリフなんだけど・・・・。」
『ははっ、そうだね。・・・寒っ・・・。・・・でも、李恵が濡れなくてよかったよ。』
そう言うと、悠は、静かに2階の女子達を睨み付けた。
あの水が李恵に振りかかり、そしてその後、「バーカ!!」、「調子乗んなよ、ブス!!」という言葉でも浴びせてやろうかと思っていた女子は、いまだに唖然としていた。
しかし、悠の静かな殺気を感じとると、小刻みに震え出した。
〔どっ・・・・どうしよぉ・・・・。〕
〔しっ・・・知ーらない!アタシ、知らないもん!!〕
〔あっ、ま、待ってよぉ!〕
タタタ・・・
そして、女子達はその場から去った。