「おい教えてやれよ~」
明がテンパるオレに追い討ちをかけた。

しかも帰る途中の他の生徒も結構ちらちら見てきてた。

「じゃ、じゃあ、赤外線ついてる?」

「う、うん」

そこで初めて聞いたその子の声、結構かわいかったな~ 笑笑

そんで赤外線のポイントを近づけて待ってたんだけど……

「あれ?来なくね?」

「え?こっちも来ない?」

……その瞬間赤外線ができない理由が2人ともすぐにわかって、同時に吹いてしまった。

その時のその子の笑い声、今でも忘れない。