「うん! そうだよ~」

藍は楽しそうに話す。

なんでフった男にこんなに楽しそうに話すんだろう。

ちょっとイラっとしたけど……すぐにそんな感情は消えた。


藍が……オレの胸に顔をうずめていた。

それと同時に……今まで鳴いていたひぐらしたちが、鳴きやむ。