「お兄ちゃん!!」


神社についたあたしの前には、もう不良たちはいなかった。

ただ……ぼろぼろになったお兄ちゃんが転がっていたんだ。


あたしは震える足をなんとか走らせ、お兄ちゃんの所についた。

後ろで警察の人は病院に連絡してるようだった。