誰…?


お母さん?








その足音は徐々にあたしの寝ているベッドに近づいてきた






何か物を置く音が聞こえたと思ったと同時に



足音の持ち主があたしの髪にそっと手を触れた



あたしは急に髪の毛を触られてビックリして、思わず体が跳ねてしまった







「クスッ…寝たふりかよ。」





え゛!?




聞こえた声にビックリして目を開けると




ベッドの横に湊が座っていた





「えぇ!?み、湊!?」




「他に誰に見える?」





あたしの目が狂っていなければ




これは湊にしか見えない!!