「美夜、湊!!任せたぞ!!」




「おう!!任せろ!!美夜走れ!!」




「う、うん!!」






あたしと湊は練習の成果が出たのか、スピードを上げて八組に近づく








「いっけぇ〜美夜!!」
「あと少し!!」






クラスの声援が聞こえるなかであたしと湊は走る






「美夜!!抜けるぞ!!」




湊の言葉に頷きながらあたしたちはゴール直前で八組を抜いた










「ゴォール!!一着二年七組!!二着二年八組!!三着二年二組!!」








「いっ…ちゃく?」





あたしは上がったままの呼吸を落ち着かせながら呟いた







「美夜〜!!!やったよ!!一着だよ!?頑張ったね!!」

「おまえらよくやったな!!」

「最後に抜いてくれてマジ助かった!!サンキューな!!」






クラスの皆があたしと湊に駆け寄ってくる