「離れられると思うなよ。」



湊はスッと身体を離すとそう言った





「な、なによそれっ…んん!!」




全てを言い切る前に湊の唇が重なっていた





「んっ…湊っ…」





久しぶりのキスは、


あたしの涙でしょっぱく、

だけど優しくて甘く…




今までの不安が一気に吹き飛んだ









唇を離すと湊はあたしを優しく抱き締める



「美夜、大好きだ。」


「あたしも湊が大好き…」


「ぜってー離さねぇから…
ずっと俺の側にいてほしい。」



「あたしも…他の人のところに行くなんて許さないからね…」



「言ったな?美夜も黙って俺についてこいよ!!」



「うん!!」









あたしたちは…



この日、さらに固い固い絆と愛で結ばれた