「ぐぇっ!!ちょっ…」
引っ張ったのは沙理加らしい…
「ちょっとちょっと湊君!?この子何なの!?」
「さっ…沙理加…苦しっ…」
沙理加は学ランを掴んだまま俺を揺らす
「いつの間に後輩なんかできたの!?」
「おい沙理加、湊が死にそうだぞ〜。」
「へっ!?あ、ごめん…」
創太の一言で沙理加はようやく手を離す
「ゴホッ…はぁ…助かった…」
「ったく…沙理加はもう少し落ち着けっての。」
「だ、だって〜…ごめんね湊君…」
「あぁ…大丈夫…」
「んで？あの子誰だよ？」
俺と創太と沙理加は内緒話をするように加藤に背を向けて話す
「え？加藤由来…だっけ？」
「ばっかそういうことじゃねぇよ!!」
「どうして後輩がいるの？」
