「混んでるね…」
「だな。」
観覧車の前に着いたのはいいけど、やっぱり夜は人気みたいで長蛇の列。
「乗るのにちょっと時間かかるかもな。寒くないか?」
「大丈夫だよ!!待ってようよ♪」
「おう。」
そんな話をしている時だった。
「美夜ちゃ〜ん!!!」
「おーい湊〜!!!」
「げ…まさか…」
湊が眉にシワをよせる。
「北沢さんと章吾君…」
2人は走ってあたしたちのところに来た。
「2人とも今までどこにいたんだよ〜!?」
「お化け屋敷から出てきたらいないんだもん!!探したじゃん!!」
「あ、ごめんね…?あたしお化け屋敷苦手で…」
「あ、そうだったの!?じゃあ休んでたんだ!?」
「う、うん…まぁ…」