「うっわー…。美夜の部屋全く変わってないじゃん。」







なぜか湊があたしの部屋に来て、周りをキョロキョロ見回してる








てか…





掃除しといてよかった〜…






って!!



そうじゃなくて!!



なんで湊があたしの部屋にいるの!?




「あの〜…湊?」



「あ?何?」



「湊の部屋…隣だけど?」


「は?そんなんわかってるけど?」



「じゃあなんでここいるの?」




「ちょっと話しておきたいことがあって。」




え?何?






そう言うと湊はあたしの方にジリジリと近づいてくる




「え?な、によ?」




反射的にあたしも後退りしながら聞き返す




その時、








ガッ…




ゴンッ!!






「ギャッ!!」







後退りしていたあたしは、後ろのベッドに気づかなくて、つまずいて壁に頭を打った






「……………」






そんなあたしを呆れた顔で見る湊





……てか





「痛──い!!!」



「はぁ〜…そういうどんくさいとこ、直ってねぇな…」




んなっ!!




「う、うるさいな!!」




「ほら、早くおきろよ。」




そう言って湊が差し出した手を掴んだ








グイッ!!