――――――――――――――――――――――――――――――――――――




「……ごめんなさい…」



「え?」




屋上に来たあたしたち三人





「酷いことしたよね、美夜ちゃんに。美夜ちゃんが湊のこと好きだってなんとなく気づいてたんだけど、それでもあたしも湊のこと好きだったから、どうしても振り向かせたくて…」




北沢さん…




「美夜、どうするんだ?」


「え……あ、うん…許すよ。」



「いいのかよ?」



「うん、だってそこまでするほど湊のこと好きだったわけだし…その気持ちわからなくないからね…」



「ったく…お人好しだな…愛梨、もう二度とこんなことすんなよ?」



「うん…
でも!!あたしまだ湊のこと諦めないから!!」






「え゛!?」

「はぁ!?!?そこは潔く諦めろよ!!」




「無理♪すぐには忘れられないよ!!湊よりいい人見つかるまで諦めない!!いいでしょ?」



「……まぁ、誰が誰を思うとか自由だから何も言えねぇけど…俺は美夜だけだから。」