「せん…直也!」
ばしっと頭を叩く。



先輩が離れない。

あたしの、
臓器…内蔵?が煩い。




「~っはーなーせー!!」

びくともしない身体に、あぁ、先輩って男なんだな…なんて余裕が出来たと思ったら、

「…奈緒。」

「!?」


いきなりまんまで呼ぶな。
また内蔵が煩くなってくる。










先輩と目が合う。