「いいよ!えっとねぇ~、ぼくが昨日寝ようとしたら、目の前にサンタさんが現れたんだ!
そしてね、一つだけ願いを叶えてあげようって言われて、ぼくは人間にしてくださいって頼んだんだ。」
ちょっとちょっと…
「じゃあ、それで人間になったって言うの?」
「うん!」
マコトは目をキラキラ輝かせて言った。
待ってよ…
実際にそんなことあるわけ無いよ…
信じられない!!
サンタさんが来てくれて犬のマコトを人間にしてくれた、だあ!?
ウソに決まってる…
きっとあたしは夢でも見てるんだ…
試しにあたしは自分のほっぺたをギューっとつねってみた。
「いいい痛いっ!!」
…夢じゃない…