――――………
「ん…」
何だか身体が重たい…
疲れかな?
…いや、違う…この重さは…?
あたしは目を開いた。するとそこには…
目の前に見知らぬ男…
しかも馬乗りで…
「き…
キャアーーー!!!」
あたしは手元にあった目覚まし時計を投げつけた。
「いたぁっ!!」
時計は相手の顔面に直撃したよう。
「キャーキャー!!!」
あたしはその辺にあるものを手当たり次第に投げつけた。
一体何なのよ!?
何で一人暮らしで彼氏もいない女の家に知らない男がいるのよー!!?
「出てってバカ!!」
「いたい!!いたいって!!ぼくマコトだよ!」
男が泣きそうな声で言った。