マコトは捨て犬だった。


それを あたしが拾って飼いはじめたのだ。


普段、動物なんかに興味を示さないあたし。


きっと、誰かの温もりが欲しかったんだろうなあ…。




ふと、あたしは足元で鳴くマコトを見た。




「マコトが人間なら良いのに…」




あたしのことを誰よりも信頼してくれて、あたしにとってのかけがえのないパートナー…




まぁ、そんなこと思っても仕方ないんだけどね。



あたしも早く素敵な恋がしたいよ…




素敵な恋人とクリスマスを過ごしたいよ…




「まぁ、そんなこと願っても仕方ないか…」



あたしはシャワーを浴びてベッドに潜った。




明日はクリスマス





サンタさんにお願いできるなら





素敵な恋人が欲しいよ…