しばしの間は、あれですかね?
神様、若干照れてらっしゃいますか?
それを証明するかのように、こほんと咳払いをした後、続ける。
「ほんっと、××って相変わらず口がうまいんだから。
嫌だなぁ。すっかりご機嫌になっちゃったじゃない。
でも、あれだよ?
この子に飽きたら絶対に私のモノになってよね。
約束なんだから」
さっき確実に聞き取れたはずの固有名詞(しかも忘れちゃった~!)が、またもや聞き取れなくなっている。
これは、全てが元に戻ったという証かしら?
「だから、飽きる日なんて絶対に来ないと千年前から言ってるじゃないですか」
……せ、千年間。
そんなに長い間、神様はキョウを口説いているのかしら?
よくまぁ、飽きないわね。
「まぁ、いいわ。
せいぜい愉しんでれば?
じゃあ、百度参りは要らないから、今度その唄、私のためだけに唄ってよね」
お願いよ、と。
なんと、魔界の神様は目の前で賛美歌を強請り、すぅと姿を消してしまった。
というか。
私はキョウの胸に顔を埋めているから何も見えないんだけど。
少なくとも、声と、気配がなくなった。
神様、若干照れてらっしゃいますか?
それを証明するかのように、こほんと咳払いをした後、続ける。
「ほんっと、××って相変わらず口がうまいんだから。
嫌だなぁ。すっかりご機嫌になっちゃったじゃない。
でも、あれだよ?
この子に飽きたら絶対に私のモノになってよね。
約束なんだから」
さっき確実に聞き取れたはずの固有名詞(しかも忘れちゃった~!)が、またもや聞き取れなくなっている。
これは、全てが元に戻ったという証かしら?
「だから、飽きる日なんて絶対に来ないと千年前から言ってるじゃないですか」
……せ、千年間。
そんなに長い間、神様はキョウを口説いているのかしら?
よくまぁ、飽きないわね。
「まぁ、いいわ。
せいぜい愉しんでれば?
じゃあ、百度参りは要らないから、今度その唄、私のためだけに唄ってよね」
お願いよ、と。
なんと、魔界の神様は目の前で賛美歌を強請り、すぅと姿を消してしまった。
というか。
私はキョウの胸に顔を埋めているから何も見えないんだけど。
少なくとも、声と、気配がなくなった。