「今日の予定は?」

私は空になったお皿を食洗機へと運びながら尋ねる。

「そうだなあ」

キョウは意味ありげに黒い瞳を煌かせた。
なんとなく、聞かなかったほうが良かった気がして私は首をすくめる。

「本番は出来ないけど、それまでだったらやってあげてもいいよ☆
全然ソレなしでイかせてあげる自信あるし。
一日中楽しませてあげようか?」

……そんな自信なくって、いいです。
  なくって!!

「どうしても我慢できなくなったら、勝手に上に乗って腰をふってくれればいいからっね?」

……いや、だからね?
  それは何のお話ですか?

言い返す気力もなくなった私を見て、

「俺って優しいよね、悪魔の割りに」

なんていう軽口を叩いている。

私は食洗機のスイッチを入れながら、頭を抱えていた。