「…トン。」


早川君もいつもの癖でまた床を蹴った。


今度は三回。


「トントントン」



太陽で頭がぼーっとする。


「トントントン」


私もしちゃった。


恥ずかしい。


気付かれない程度だけど、嬉し恥ずかしい。


トントントン


トントントン


トン

トン

トントン


トントン


私と早川君のリズム。