まず目に入ったのは怒った顔の菜緒。


横を向いたら空席。

早川君出ていったんだ…。


「…席替え朝一でしてもらわなきゃ。」

菜緒の悔しそうな顔が、私にとって申し訳なかった。


菜緒…私、早川君のことが好きなんだ。