その日は、夕日に向かって去っていく早川君の夢を見た。

眠れないと思っていたけど、意外と眠れたのが起きた時に笑えた。

私は、おとなしめでニコニコして天然ボケとか言われるけれど、

早川君の言う通り。

気を使って自分をだせないズルイ女の子。

意外と、図太い性格の持ち主な気がする。


それにしても、学校に行くのが気が重い。

席替えまでは、嫌でも早川君と会わなければいけないのだから。

あぁ、どうか二日前までの私と早川君の関係に戻ってほしい。

関係といえる程でもない私の自己中心的な勝手な関係に。

寝息に癒されている私に戻りたい。


朝の一分って、なぜこんなに早いのだろうか。