次の日、学校へ行くとある噂を耳にした。

噂大好き、悪ふざけ大好き!の悠斗が言った。

『大吾はね~キスするくらいの彼女いるんだぜ~』

えぇ!?悠斗はたまに嘘つく。。だからこんなの嘘だよね。


でも、大吾は最近同じクラスの女子とやけに仲がいい。

。。。この時私は思った。

「これでいいのかも。」

大吾を諦められるいいチャンスだ!




家に帰ると太一にメールする。

『大吾は彼女いるみたいだね(涙)私でよければ付き合って下さい』


送信していいのかな。。


前に「こんなに簡単に告白は出来るのか!?」って思ったばかりなのに。


バカだなと思いながら、大吾に直接確かめようとしなかった。

「いない。」って言われるともっと好きになっちゃいそうだったから。



それから私と太一は付き合うことになりました。






今でもありえない。初彼は大吾って決めてたはずなのに。


でも、太一はよく『遊ぼー』ってメールはくれるけど、

なかなか遊ぶ時間はないみたいで、そのたびに何か違う。

とか思ったりもする。


私は大吾しかありえなかったのに。

大吾の気持ちに気づけばよかったね。




帰りは心友と一緒に帰った。


『見て、あの夕日!キレイだねー』

『本当だぁ☆。。太陽と月って一緒にいる事ないんだよね。』

『うん。そだねぇ。』




『。。。。。。。まるで、私と大吾の関係みたい。』

今の自分は口は笑ってるかもだけど目は笑ってないかも。

『・・・・・・そんな事。。ないよ。』


それから心友と私は何の言葉も交わさずに帰った。。

心友はやっぱり凄い。私の気持ち分かるのかな。