そんな事言って。


「そっか。」



どして私は梨佳みたいに
いい事言って
かっこつけられないの??



「梨佳ね、悠斗と付き合うために
頑張る!だから応援してね!」



「うん。」



空はのん気だ。



こんなにも悩んでるのに
なんで空は雲もない
綺麗な空なの。


なんで夕日が
綺麗に染まってるの?


何て空に言ってもしょうがないか。



今日くらい、
雨が降っててほしかった。


梨佳の曇ってる顔が見えないほどに。

梨佳の震えてる声が聞こえないほどに。





明日は・・・・・





梨佳の顔もこの青い空も、
綺麗に晴れてるといいな…




「…悠斗が幸せならいっか…」


「え?」


「ううん。何でもない」



「……」



本当ははっきり聞こえてたよ。

私だけが幸せになるなんて出来ないよ…

やっぱり梨佳は全然大丈夫なんじゃないじゃん。


【私が大吾付き合うと
梨佳が一人になっちゃうよね。】

って確認したのに。

梨佳はまた強がった。