午前に仕事をこなして夕方から親父達に呼ばれてる個室寿司屋。



「超うめぇ~!!」

「やっぱ中トロだな。」

「寿司は玉子だろ玉子。」

「ガキかよ。」



先にいた親父達がもう食ってる…。



めちゃくちゃ腹減ってる俺達も今日は奢りなので遠慮なく。



「お疲れっス。」

「おぉ!!来た来た。」

「ん!?」



誰だその女…。



むさ苦しい親父メンバーの中にタメくらいの女がポツンと座ってた。



「期待の新人。」

「あぁ、プロデュースがどうのって…。」



これはまさかの本人目の前で断らせない作戦だったりするんだろうか…。



結局やれって事じゃん…。



「ハァ~…。歌唱力はどの程度ですか…。」

「リズム並。」

「へぇ~。でも声聞かなきゃ書けませんよ。」

「おぅ、さっき歌わせて来た。これ聞け。」



社長から渡されたデータ。



聞いてみてビックリした。