これがあたしと響なんだもん。



お互い好きでたまにこうして幸せな時間を過ごす。



時間は合わなくても一緒に寝るし、ちゃんと気持ちはそばにある。



だからこれを受け入れなきゃ。



「ズットそばにいるからね?」

「今めちゃくちゃ抱きしめたい…。」

「ダメ!!超見られてるもん!!」

「あぁムリ…。」



街中での一瞬の抱擁…。



身体を離した響が嬉しそうに笑った。



これが最高のプレゼント…。



「ねぇ響、お家買ってあげる?」

「は!?里佳チャンのくせに家とか言うな。」

「何それ~!!」

「里佳チャンは俺の下!!俺が買うし!!」

「ふふっ!!じゃあ何が欲しい?」

「ぱ…パソコン…。」

「欲しいものあるじゃん!!」

「電気屋行こ~。」



もう悩まない!!