それに歌わなきゃ食えないし。



その前に歌わなきゃ死ぬ…。



「エージさんお願いしま~す!!」

「「はぁい!!」」



里佳チャンと仕事は別問題。



やっぱり仕方ない事…。



仕事を終えて家に帰ったら里佳チャンは既にベッドの中にいた。



「ただいま…。」



寝顔に挨拶して風呂に入った。



今日は一言も話してナイ…。



風呂の中でショックを受けながらまた反省…。



それからリビングに出てテレビをつけた。



もうすぐクリスマス…。



画面の中はクリスマス一色だった。



でも俺達の場合、ハンパなく忙しい今年の年末…。



やってけるよな?



タバコを吸ってから里佳チャンの隣に横になった。



一度もクリスマスらしいクリスマスを過ごした事がナイ俺達…。



俺はテレビで里佳チャンはパーティ。



今年は日付が変わってからしか帰れそうにない…。



ごめんな…。