布団に顔を伏せて泣いてる里佳チャンの頭にそっと触れた。



「別れるのだけはイヤ…。」

「うん。俺もイヤ。」

「どうしたらいいの響…。」

「我慢して。愚痴なら聞くから。改善は出来ねぇかもしんねぇけど溜まる前にちゃんと伝えろよ…。そしたら少しは楽になんじゃねぇの?」

「うん…うん、ごめんなさい…。」



ギュッと抱きしめた里佳チャンは俺に抱き着いてわんわん泣いた。



そんなに苦しかったか…。



早く好きな時に休めるようになるから…。



大きくなって誰にも何も言わせないくらいになる。



それまでしばらく我慢してな?



「里佳チャンはチビなんだからあんまり身体にストレス入んねぇっしょ?だからすぐ吐き出せ。」

「うん…。」



泣き疲れた里佳チャンが眠ったのはそれからすぐだった。



いっぱいごめんな…。