ベッドの縁に座ってる里佳チャンに手を伸ばした。



「何ですか?」

「キスしてよ…。」

「したいの?」

「ん…。」

「拗ねてる響もカワイイね~?」



そう言ってキスしてくれた。



生きててよかった…。



しかも久しぶりにしたかも…。



「響が寝てる時にバカみたいにキスしたけどね。」

「マジで?」

「うん。そしたら起きるかと思ってさ。」

「心配かけてごめんな?」

「ホントだよ…。」



俺の肩に顔を埋めてギュッとしがみつく里佳チャンを抱きしめ返した。



もっと安心してもらわなきゃ…。



「天道く~ん、リハビリ…の時間ですよ。」

「もう少ししたら行きます。」

「はい、ごゆっくり~。」



誰に見られてもイイから今はこうして抱きしめてたい…。



早く退院するから。



「ありがとう里佳チャン。」

「ん…。退院したら一緒に住むね。」

「うん。」

「ついでに響と遥君と陸斗君…。留年だってさ。」



りゅ!?



ダブリ!?