それから検査だの何だのってすげぇ忙しかった。



「歩けねぇ…。」

「当分車椅子だね。」

「情けねぇ~…。」

「仕方ないよ。3ヶ月も寝てたんだもん。」



里佳チャンは毎日来て俺の世話をしてくれる。



マジ情けねぇ~…。



「なぁ里佳チャン、仕事は?」

「お休みだよ。響がお家に帰っても誰もいないでしょ?ママさんが仕事辞めるって言ったけど響が責任感じるからダメって言ったの。」

「そりゃそうだ。」



俺のために休み取ってんのか…。



マジ申し訳ない…。



「金なくない?」

「なくないよ。あたし店長だったんだよ?あのお店、役職つくと給料跳ね上がるし!!貯金ならまだまだあるからね~!!」



そう言ってるけど里佳チャンの生活もかなり心配だし…。



こんなとこで立ち止まってるわけにはいかねぇんだけどな…。



「外行こうか!!」

「イイ。パソコン取って?」



俺も出来る事はしなきゃ。