営業時間が終わって安田さんに手伝ってもらいながら売り上げの計算をした。



「うわっ…。頑張ったねこれ…。」

「すげぇな…。これが続くなら人増やさなきゃムリだ。」

「でもピークは1週間だね。」

「それまで倒れんなよ?」



倒れないよ。



だってあたし店長だもん!!



安田さんの有り難みを改めて実感した。



「居眠りすんなよ~!!」

「安田さんもね!!」



このままどうにかやっていけるかな…。



頑張らなきゃ…。



やっと家に帰った時にはとっくに日付が変わってた。



「おかえり。」



響の顔を見た瞬間緊張の糸が切れたように脱力…。



初日終わったんだよね…。



「疲れてんな…。」

「すっごく忙しくて死ぬかと思った…。」

「そっか。俺も今帰って来たとこだから一緒に風呂入るか。」

「うん。」



ホッと一息つけたような気分…。