こんな夜中にイイのかな…。



「美佳チャン?だっけ?」

「はい。」

「俺と遊んでような?」

「えっ!?」

「はい座って~。里佳チャン行ってらっしゃ~い!!」



本当に!?



響と二人にさせてイイのかな!?



「ひひひひ、響?わかってるよね?」

「そこまで節操ねぇ男に見えるか!?」

「見えるから言ってんでしょ!?」

「はぁ~…。何もしねぇから…。はい、行ってこいチビ。」



妹が心配です!!



顔も似てるし…。



「じゃあ行きましょうか。」

「あぁぁぁぁはい…。」



緊張と心配と期待を胸に初めて母親と肩を並べて歩いた。



身長…。



低いんだね…。



何も話さずに5分程歩いた先にあったレトロなスナック。



中に入ったら数人のお客さんがいた。



「里乃チャンいらっしゃ…。美佳チャン?」

「いいえ、長女の里佳。」

「娘さん!?あっ…。そう…。よかったじゃない!!」



知ってるの?